乳酸菌が活発になる温度は?

健康に興味のある方には馴染みのあるものに乳酸菌があります。
乳酸菌が豊富に含まれていると聞けば関心を示して、その商品をつい購入してしまう方は多いのではないでしょうか。

乳酸菌に関する研究はかなり進んでいます。
特に日本では昔から醤油や味噌など発酵食品の生産が盛んであり、それに関連してこれらの研究もかなり行われてきました。
今では乳酸菌が人にとって非常に有用な菌であり、乳酸菌を取ることはとても健康に良いことであると認知されています。

乳酸菌というのは、食品に含まれている成分ではなくて、生きている菌です。
よって、乳酸菌の効果を発揮したい場合は、乳酸菌を殺してしまっては意味がありません。

死んでしまった乳酸菌は何も行動をしません。
それはただの死骸であり、それを摂取したとしても意味はありません。
よって、乳酸菌を体の中で役に立つ形で存在させたい場合には、乳酸菌を殺さずに摂取する必要があります。

乳酸菌というのは基本的には丈夫な菌なのですが、高温に弱いです。
水が沸騰するような温度だとほとんど全ての乳酸菌が死滅してしまうことになります。
よって、乳酸菌が含まれている食品を用いて料理をする時なども、あまり高温にしてしまっては乳酸菌が死滅してしまい、乳酸菌の効果を実感することができなくなってしまいます。

乳酸菌は活発になる温度が大体40度前後です。
これは人間の体温と非常に近い値です。
人間の腸内で乳酸菌が死滅せずに残ることができるようになれば、後は様々な効果を受けることができるようになっています。

乳酸菌が活発になる温度以外では、乳酸菌の活動がにぶってしまうことになります。
温度が低すぎても、高すぎても駄目です。

料理をする時には、発酵食品を100度以上の温度にするのを止めるようにしましょう。
それによって、乳酸菌が壊れてしまうことだってあるのです。

乳酸菌を摂取したい時には、なるべく料理は沸騰させるような温度にまで上げないようにしましょう。
そうすれば、乳酸菌は生きたままの状態となります。

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